ベテルギウス - 藤巻亮太
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[00:00.29]ベテルギウス
[00:04.68]藤巻亮太
[00:08.94]作詞:藤巻亮太
[00:13.23]作曲:藤巻亮太
[00:17.49]
[00:20.43]木星軌道ほどの大きさで
[00:24.05]ベテルギウスの孤独は膨れ上がった
[00:28.07]丁度その頃 地球の裏側まで
[00:32.01]トンネルを掘って自分を探しに行ったけど
[00:38.68]夜明けを待たずに 影とはぐれた
[00:44.11]手紙にはこうあった もう探さないで下さい
[00:48.02]そういう訳にもいかずまた追いかけた
[00:52.00]違う国から国へ 別の街から街へ
[00:55.85]本当の自由を手にする旅に価値はあるか
[01:02.65]その星を見上げて
[01:06.26]
[01:06.68]そう問いかけた いつからだろう
[01:11.86]凍りついた魂をとかす様に
[01:18.79]
[01:21.66]自販機で冷やした心を取り出して
[01:31.61]飲み込んだけれど埋まらない喉の奥の砂漠で
[01:38.90]僕らの言葉が影になって逃げてく そうやって
[01:49.08]いつまで闇に自分を葬り去ってゆくだろう
[01:57.51]
[02:14.54]昼も夜もなく火の玉になって
[02:17.98]ベテルギウスはオリオンを飛び出した
[02:22.05]何億光年先の僕らの兄弟も
[02:25.97]水蒸気になって宇宙にばらまかれた
[02:32.63]記憶の砂埃
[02:36.89]まき散らして草原を揺らせ
[02:42.15]命の風に生まれ変われ
[02:48.84]
[02:53.89]未確認飛行物体に連れて行かれた
[03:03.62]僕の影がその星の上 目撃された朝に
[03:09.85]光の速さで走って捕まえた
[03:19.57]その顔はまるで暗い海の底に湧く真水だった
[03:28.21]
[03:34.05]いくつになっても自分自身と
[03:41.89]抱き合えるかな 遅くないかな
[03:46.11]喉の奥で影の声が枯れてしまう
[03:54.41]
[03:55.85]誕生日間近のおやすみの言葉も
[04:05.79]真夏の空を切り裂く雷鳴の音さえも
[04:11.88]こだまする 弾ける 途切れる さすらう
[04:21.61]明日の朝 目覚めと共に僕らの背中の向こう側で一つ
[04:32.17]星が出来る やがて滅ぶ 影は僕で 僕が影だ
[04:40.12]光一つ 闇も一つ 込めて 混ぜて 生まれてきた
[04:48.17]