雲は流れてゆくそんな夢を見てた
月のまわりを漂っていつか見た景色のように
あなたと見上げてるそんな夢だったの
そっと背中に近づいて密やかな口づけをする
身を寄せたままで揺れる月のダンス
夢から覚めたばかりのあなた優しい目をして
まだ眠たくないと大人のふりをする子供みたいに
この夜に揺れましょうこの時に身をまかせ
星の片隅で月に照らされて
さしだしたその手を迷わず取ったなら
光に包まれる朝がいつか詌れるのかしら?
ねぇどうぞこのまま揺れて月のダンス
初めて涙小さな胸で耐えた日のように
震える指をあなたの手にそっと重ねるから
星の数ほどいる人が行き交うのに
どうしてあなたとあの日出逢った…
夢なら覚めないでこのままさらって
あなたと見上げてる今夜のこの月を
密やかな口づけをしたあの日の夢と同じように