真昼の月の光を浴びても
言の葉の如く消えてく幻
伝う涙は今宵も綺麗で と
めどなく溢れては消える調べ
想い馳せて焦がる人
君ぞそれを願えど待ち人
巡る四季の中誰を恋ふて
一人夕凪に指を這わす
黄昏の風吹き止まぬよう
瞼の裏側に祈りをして
一抹の夢に身を委ね 白々光る
真昼の月の光を浴びても
言の葉の如く消えてく幻
伝う涙は今宵も綺麗で と
めどなく溢れては消える調べ
燃ゆる花のひらにとて や
がてそれも朽ち果てる定め
霞む君の手よいつぞ消えて
かくも虚し気にまた時間を食む
数多の光色褪せぬよう
揺蕩う星々をはた見上げて
永遠の夢を胸に綴じ 静かに浮かぶ
滾る生命の岸辺を渡れど 君
に辿り付かずしては眼醒める
放つ願いは今宵も綺麗で
届かずとも溢れる淡き調べ
真昼の月の光を浴びても
言の葉の如く消えてく幻
伝う涙は今宵も綺麗で と
めどなく溢れては消える調べ
とめどなく溢れては消える調べ