初めて過ごすこの街は
いつもより 寒いみたいで
なんだか 少しせつなくなるよ
木枯らし舞う道が
胸をしめつける
変に落ち着かないけど
イヤじゃないな
にじみはじめた空
ほほをつたわる 夕方
の香り 運んでくれる
愛しい風ぼくを 追い越していく
どこまでゆくの?
何も言わず、ぼくはひとり…
ぼくの秋空 思い出と青春に
少しばかりの不安を
混ぜたらできたんだ
なんで恋しくて
逢いたくなるんだろう?
まだ慣れてないからかな?
この街に…
袖口をくすぐる 風の冷たさ
君のぬくもり気づかされた
甘えてたんだねと 今でも思う
思い出灯せば きっと心は凍えない
こうやって坂を 下る足音
また少しずつ 冬になってる
なんだか風も 冷たくなってきたね
日が落ちる夕空 かさなる雲と
ちっぽけな部屋で今想うよ
遠くの恋人や、家族、友達
離れてみたらわかる
ぼくの大切なもの